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しらゆり会

TEL. 076-265-2495

〒9220-0934 石川県金沢市宝町13−1 金沢大学医学部内

会長挨拶

 長年しらゆり会の会長を務められ最近亡くなられ名誉会委員に成られた井沢前会長の後任として会長に就任しました尾小山でございます。
私は金大医学部解剖学教室に奉職し45年間解剖学の教育研究に携わって参りました。
これからはその経験を生かし、しらゆり会の会長として皆様のご協力を頂きながらこの会を更に発展させたいと思っておりますのでどうぞ皆様よろしくお願いいたします。

今日はこの総会で皆様方に2つのことをお話したいと思っております。

1つ目は、解剖実習の意義についてであります。

解剖学はすべての臨床医学の基礎となる学問であり、解剖学の知識なくして医学の発展は望めません。このように重要な解剖学の知識のみを学ぶだけであれば、最近のコンピューターによる人体の画像解析システムにより可能なので、人体解剖実習は必要ない様に思われます。しかしでメスとピンセットを用いて行う解剖実習では神経や血管や内臓の解剖に大変な努力や忍耐が求められます。それと同時に自らの手で行う解剖の作業からは視覚情報以上の得難い経験をもたらすと思われます。このようにして解剖実習で培われた忍耐や経験は医師の人格形成に大きく影響し良医を育成するために必要不可欠と考えられます。

2つ目は、後世への最大遺産とは何かであります。

私たちはこの美しい地球に生まれ今まで生きてきました。そしてこの世を去るにあたり、愛する家族や後世の人々に何も残さずに死んでしまいたくはないと思っています。
それでは、愛する家族や後世の人々に残す遺産は何が良いかと考えます時にさまざまな考えが浮かんでまいります。
その中で第一番に思い浮かぶのはお金です。笹川良一はモーターボート競走業界で築いた莫大な財産で財団を設立し世界の平和と安全に貢献する事業を支援するのに必要なお金を残しました。これは立派な遺産であります。
次に思い浮かぶのは有益な事業です。
八田技師は台湾でダムを建設して今なを台湾の人々に感謝されているような事業を残しました。これもまた立派な遺産であります。
次は後世の人々に語り継がれる名声です。
聖徳太子は日本で最高額のお札に印刷されたり、その名を知らない人はいないほどの名声を後世に残しました。

この様に今まで述べてきた遺産は、確かに立派な価値のある遺産ではありますが、誰もが残せる物ではありません。それでは後世への最大遺産とは、何かと考えますときに、それは万人が残せるものでなくてはならないと思います。
この様に考えますと献体により自身の身体を人々の命を守る医師の育成に役立てようと言う意思や志、そのものが誰にでも出来て、後世への人々に残すべき最大の遺産だと私は思います。

最後になりましたが、会員の皆様方の献体と言う尊いご意志や志が事務的にも問題なくスムーズに運び反映される様に残されるご家族に伝えて戴くよう願いして、私のご挨拶といたします。




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